手帳と仕事と暮らしと私

こだわりがないモノは愛着もない

昔の私は「モノ」は使えてなんぼ、だと思っていました。
なんとなく手にして、なんとなく買う、家に持ち帰る。
そんな暮らしをしていました。

しかし、ある時、尊敬する女性経営者に
「いいモノを知るには、いいモノを見なさい」
と言われて、身分不相応なお店にも入るようになったり、モノを見るようにもなりました。

そういう日々を繰り返しているうちに、
「こだわりのないモノは愛着もない」
ことに気がつきました。

その時には「欲しい」と思ったけど、そこにこだわりがなく、「なんとなく」買ったもの、もらったものは、結局使わなくなってしまう経験はきっと誰にでもあるはず。
もちろん、「意外によかった!」という場合もあるけど、それはものすごくラッキーな場合。

2011年10月9日に奈良で出会ったサボ、NAOTはまさにその代表的なエピソード。
その時の出会いはこちらの記事で

2011年に2万円で購入したサボは、今でも現役。もう8年半になります。
あの時みた、10年手入れされたサボに少し近づいたかな。

2足目のNAOTのサボ

そしてそれからしばらくして、2016年2月5日に2足目のNAOTのサボを迎え入れました。
2足目のサボの話はこちらの記事で
実はその時、私は息子を妊娠していて、切迫早産で入院していました。
「臨月まで退院できないだろう」という状況で、気持ちは落ち込むし、でも気持ちが落ち込むとストレスになり、さらに状況が悪くなる、ということで、サボを買い足して、入院生活を楽しむようにしました。
おかげで100日間の入院を無事に終えて、出産予定日を過ぎて、元気な息子を出産することができました。

こうやって、こだわって買ったモノ、ものすごく考えて買ったモノは愛着があり、手入れもして、長く使おうという気持ちになります。
この感覚を知ってからは、無駄にお金を使うこともなくなりました。
以前は100円ショップ大好きだったので・・・。
結果、2万円の靴を買いましたが、2016年から増えた靴は2017年7月1日に購入した運動靴1足のみ。
この運動靴もこだわって買ったので、長く使っています。
昔は3,000円くらいの靴やヒールを10足くらい持っていましたが、あまり履かない靴ばかりでした。
それよりも今は、こだわったモノ(今回の場合は靴)を持つと愛着がわき、大切にし、そしてお金も無駄にしないといういいループが生まれているのが自分でも認識することができました。