禁煙の話

手帳のはなし。

タバコは吸いますか?

禁煙の話、というタイトルですが、実は私はタバコを吸いません。
時間管理の面で考えると、タバコは時間泥棒の1つ。
でも私自身がタバコを吸ったことがないので、何分で1本吸うかなんて不明、ということで社員に頼んでタバコのことを教えてもらうことになりました。

まず私が質問をしたこととその答えをご紹介。

・タバコを1本吸うのに何分かかりますか?
 →1本あたり3分くらいかな
・1日に何本吸いますか?
 →1箱だから20本
・何のためにタバコを吸ってますか?
 →頭を整理するため、休憩、頭をすっきりさせるため、落ち着くため
・時間が欲しいと思わない?
 →睡眠時間をもうちょっとと、仕事をもっとしたい
・タバコは1箱いくら?
 →300円

そこでタバコを吸わない私の疑問をいろいろぶつけていると、途中で思い出したことがある様子。
1本あたり3分だと思っていたタバコを吸う時間が実際にはかってみると、5分あったこと。
タバコ代金だけでなく、コンビニでは飲み物も買っていたので、1日あたり300円ではなく500円使っていたこと。

それをもとに、1日分の時間を算出してお金に計算してみると。

1本吸うのに5分、1日20本で100分。

タバコを買うのに1日10分。

移動中や到着後にタバコを吸うために取引先へ10分ほど早く移動。その際のロスタイムが10分×3度で30分。同じく上司も合わせて移動しなければいけないのでが1日10分×3度で30分。

上記を計算すると、1日あたり本人・・・140分、上司・・・30分を使っていることになります。
ここでの計算式でわかりやすくするために本人と上司の時給あたりのコストを算出して計算します。
本人・・・1時間2,500円、10分あたり約416円
上司・・・1時間5,000円、10分あたり約833円

それを本人140分なので5,824円、上司2,499円、合計8,323円を毎日使っている計算に。
それとは別に1日500円のタバコ代と飲み物代。

1ヶ月30日として換算すると平日20日、週末10日(週末は上司同行の移動がなくなる)となりますね。

5824円×30日=174,720円
2499円×10日=24,990円
500円×30日=15,000円

合計217,710円

を毎月最低でも出費している計算になります。

よく、タバコの金額だけをもったいない、という計算をしますが、タバコを吸う人から言わせると、タバコ代も不健康も自分自身がよくわかっているということだったのですが、さすがに上の計算式を教えて、それ以外にタバコをすうことで健康を損なっている金額が毎月100,000円くらいあるのでは、という話をしていました。

さすがにその話を聞いて苦笑いをしていたのですが、本当のびっくりはここから。

なんとその社員、この話をした2〜3時間後から、禁煙をスタートしたのです。
びっくりして理由を聞いたところ、

「時間とお金が欲しいと思っていながら、毎月30万も捨てている行為に気がついた」

ということでした。
それから4年半が過ぎましたが、禁煙は成功し、本人もタバコを全く必要としない生活がこんなにも快適なものなのかと今でもびっくりしています。

よく、百害あって一利なし、と言われますが、まさにその様子。

だからといってこの方法が全員に当てはまり、禁煙ができるとは思っていません。
タバコを辞めるときって、その人が辞めると思ったタイミングだと思います。
そして意思の強さではないかと。

結果、その社員の禁煙により、

・仕事の効率化
・時間の有効活用
・売上げアップ

を実現したのはさらにスゴイ成果です。

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